この記事は、実際のお客様が居酒屋で結婚式をしたエピソードを紹介 しています!
新郎新婦の二人がなぜ、居酒屋で結婚式をしたかというと・・・
二人の出会いがそこであり、
二人のキューピッドがたくさんそこにいて、
どうせなら、その特別な場所でゲストに恩返しをしたいという思いからでした。
結婚式の場所
舞台はJR西日本、東海道本線『塚本駅』から徒歩3分の『え~も祭さい』です!
そこの店主は、結婚相談所の仲人と、居酒屋オーナーという二足の草鞋を履いています。
私も、仲人業・居酒屋さんの両方でお世話になっている所です!

馬刺しがとにかくおいしくて、締めの卵かけご飯は絶品です!
そんな仲人さんから紹介を受けました。
オーナー「うちの常連のお客さんで、結婚する人がいるんだけど、相談に乗ってあげてよ!」
そこで飲んでいる時に紹介されました^^;
お互いにほろ酔い気分で、ワイワイ・ガヤガヤした中で初対面のご挨拶をしました。
居酒屋ウエディング開催まで
日を改めて二人が来てくれました。
あの時はどうも!イメージが違いますねって・・・絶対思っていたはずです。笑
二人が考えていることを聞いてみると、
- 派手なことはしたくない
- お互いの家族は北と南に分かれている
- 両家集まっての結婚式は現実的でない
- 結婚式をするとなると大変だから写真だけでも
とのことでした。
第一の提案「友人だけのお披露目パーティ」
私はこのように提案しました。
二人は大阪に住んでいること、知り合いも大阪に多いことが理由です。
二人も『友人だけのお披露目パーティ』に意欲的でした。
第二の提案「居酒屋ウエディング」
二人の『なれそめ』を聞くと、あの居酒屋さんの『飲み仲間さん同士』の結婚式で知り合ったそうです!
既に飲み仲間の結婚第一号はいたようです^^;
(その人たちは式場で結婚式を挙げたそうな)
二人とも、とにかく居酒屋の店主(私からすると仲人さんですが・・・笑)のことを信頼されていて、二人にとって思い入れの強い人、場所のようでした。
だから二人の共通の友人も『え~も祭さい』の飲み仲間だそうです。それを聞いた瞬間に
二人に提案しました。
すると二人もノリノリでした。
決まりました!
二人の繋がった場所で、そこで繋がった人たちとの結婚式・・・素敵ですね。
結婚式当日
結婚式当日、新郎新婦のご自宅で着付けをさせて頂きました。
いつもと少し雰囲気が違う自宅、パートナー、
二人とも、少しソワソワしながら準備を進めていきます。
会場(居酒屋さん)へ向かう途中で、ゲストが徐々に増えてきました。
ゲストはもちろん「二人の飲み仲間」。
ゲストには普段のお洋服で、気軽にお越しいただきました。
ご一行様は進みます。
現地に到着すると、ゲストの人たちが集まっていて、結婚式が始まります。
司会はもちろん居酒屋オーナー(仲人さん)。笑
ゲストのみなさんも飲み仲間なのでもちろん、司会者のこともよく知っている。
みんながみんな、よく知っている人たちです。
オーナー「えー、二人は結婚を誓いますか?!」
大きな声が商店街に響きます。
そして来てくれたゲスト、更には通行人にも新郎新婦から用意された『幸せのお裾分け』があります。
全員「よいしょ!よいしょ!よいしょー!!!」
新郎新婦から『祝いの振舞い酒』が多くの方へ振舞われました。
皆様とっても素敵な笑顔で、二人からの『祝い酒』を美味しく召し上がられていました。
そして集まってくださった皆様と一緒に集合写真を撮影し、『お披露目パーティ』のスタートです。
お披露目パーティ
集まってくださったゲストの皆様が店内へ入っていきます。
カウンター席に座る人、
テーブル席に座る人、
いつもの席を確保する人、
ワイワイした中で新郎新婦の入場です!
乾杯はもちろんこの方、『え~も祭さい』オーナーよりご発声を頂きます。
声高らかにお願いします。
「かんぱーい!!」
大きな声で皆様乾杯してくださり、とても盛り上がってきました。
結婚式の時に食べるようなフレンチのコース料理ではなく、皆様食べ親しんだオーナーの手作り料理、美味しいのはみんな知っていて『お墨付き』。
でも今日はいつもと違って、ちょっとだけ華やかに・・・
とオーナーの心ばかりのお祝いとして馬刺しには『金粉』がまぶされていました(*^^*)
結婚式の大切なこと
今回の新郎新婦は、二人の思い入れのある場所で、共通のゲストと『一生に一回』の日を過ごされました。
場所は普通の『居酒屋』さんです。
導線もしっかりしていて付帯設備も満足にあり、おしゃれな空間で挙げるホテルや専門の式場も良いのですが・・・
二人の優先順位は「自分たちが出逢うきっかけになった」場所で、そこから繋がる方たちと一緒に過ごして結婚の誓いを立てることが何より大切 だと思われたのです。
恐らく喧嘩をしてしまった時も、このお店で相談できる人はたくさんいるでしょう。
二人の間にもし子供が産まれたら、可愛がってくれる人もたくさんいるでしょう。
という会話から生まれる、新たな横の繋がりも無限大にあり、人脈も豊かになっていくでしょう。
結婚が決まってからすることは『どんな式場があるか』を探すことではなくて、
「何を大切にしたいのか」
「どんな結婚式にしたいのか」
ということを、二人でもっともっとたくさんお話をすることだと思います。
そして、親御さんの意見も取り入れながらどのように進めていくのかが大切だと、改めて思いました。
fin。