実録!今世紀最大の台風襲来・・・結婚式はどうなる?

この記事では、2019年10月に発生した『今世紀最大の台風』の日に実施された実際の結婚式のエピソードをご紹介 しています。

2019年台風19号アジア名“ハギビス”―令和元年10月6日にマリアナ諸島の東海上で発生し、12日に日本に上陸した台風。

関東地方を中心に記録的な大雨となり甚大な被害をもたらし、『今世紀最大クラスの台風』と位置付けられていました。

 

このたびの台風及び土砂災害により被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を祈念いたします。

 

結婚式の開催はどうなる?

2019年10月12日の結婚式予定でした。

 

結婚式の1週間前、マリアナ諸島の東海上で『今世紀最大の台風』が発生したとニュースで流れました。

その時の新郎新婦、私の様子。

ZAKI
ZAKI
・・・・・。
・・・・。
新婦
新婦
・・・・。
新郎
新郎

 

誰も言葉にできなかったです。

新婦
新婦
すみません、台風が直撃した場合・・・結婚式はどうなりますか?
主催者が『決行』の意思があれば我々としては出来る限りのことを尽くして結婚式を行います!!
ZAKI
ZAKI

 

この場合、主催者というのは新郎新婦です。

招待状に差出人名を記載すると思うのですが、そこに書かれている名前、つまり新郎新婦が主催者であります。

親御様の名前で招待状を出すケースもありますが、その場合は親御様が主催者になります。

 

台風が直撃する予報なら、事前に準備できるものや、どんな風に当日を立ち回るかを我々は前もって段取りします。

冷たい言い方になるかもしれませんが私たちのほうから『やりましょう!』『できません』ということは言えないのです。

ただし、人命が第一なので状況判断を新郎新婦と一緒になって行うことを業者は心がけています。

 

 

新郎新婦は言いました。

 

「やります!!」

 

ご列席の皆様の安全が第一なのは、当然理解したうえでの判断です。

しかし今回は開催せざるを得ない状況だったのです。

 

コンゴとの国際結婚

それは新婦の親族はコンゴから来日されていたから。

新婦は日本で育っているので、親兄弟は日本語がペラペラですが親戚はコンゴに住んでいる人もいます。

その人たちが結婚式を楽しみに、前もって来日されているのです。

 

約20時間のフライトをして日本にやってきてくれたのです。

コンゴ民主共和国中部アフリカに位置する共和制国家。首都はキンシャサ。アフリカ大陸中央部のコンゴ川流域に広がり、アルジェリアに続いてアフリカ大陸第2位の面積を誇ります。

母国語はフランス語と英語。

結婚式の日を改めて・・・ということは選択肢になかったのです。

 

「最悪の場合、新郎新婦と新婦親族だけで結婚式を行おう」

 

そんな風に2人は覚悟していました。

 

結婚式当日

朝早くに神社へ衣装や機材の搬入へ行きました。

 

台風の影響で公共の交通機関が運転見合わせになることを見越して神社近くに前泊しました。

 

ザー!

ザー!!

ザー!!!

 

皆の思いもむなしく、時間がたつにつれて雨が横なぶりに降っています。

軒下に逃げ込むも、身体がビシャビシャになるほどです。

 

これが“今世紀最大の台風”の威力か・・・。いや、大丈夫!きっと何事もなく結婚式が出来るはず・・・。
ZAKI
ZAKI

 

新郎新婦が到着するのを神社で待ちます。

周りは車も通行人もほとんどいなくて、1台のタクシーが神社へ入ってくるのが不思議な感じがしました。

 

新婦
新婦
何か思っていたよりマシに思います!このままイケそうですね!!

 

新婦は本当に明るい方です。

打ち合わせが終わった後も少しお話しをするのですが、底抜けに明るくて、その場の空気さえもパッと明るくしてしまうような方です。

 

結構な雨量と風が吹いているような気がしますが、新婦の想像では世紀末をイメージしていたのでしょうか。

 

ともあれ二人の気分が落ち込んでいなくて良かった!!!

 

ゲスト到着

新郎新婦が着付けに入っている頃、親族の方々が続々と到着しました。

飛び交う英語、フランス語。

 

言葉は分かりませんが、表情やジェスチャーでなんとなく会話の内容が分かりました。

「すごい雨風だねー!!」

「大丈夫だった?」

「忘れられない結婚式になるわね!」

 

ということを言っていたのではないかと思います。

 

挙式前

新郎新婦のお支度が整い、雨に濡れないように軒下でスナップ撮影をします。

久しぶりに会う人たち、綺麗な白無垢姿に興奮するコンゴの人たち。

結婚式が始まる前に、控室で親族紹介を行います。

新郎側はお母様と、後はご友人の皆様がた。

 

親族紹介は一般的に新郎新婦の親族を紹介しますが、今回は友人も含めた2人にとって大切な方々をご紹介 していきます。

新婦側は新婦による日本語と英語の2か国語で紹介していただきました。

 

雨に濡れないように、『手水の儀』を行い身を清めます。

外国の方々からすると、神道に触れる機会、礼儀作法に触れる機会があるのはとても楽しいようです。

“手水の儀”とは?式場(本殿)に入る前に身を清めるために行うもの。一般的に水の入った手桶は入口に準備され、桶からひしゃくに水を汲み「左手→右手→左手」の順で洗い最後の左手の水で口を軽くすすぎます。最後に懐紙等で水を拭きます。

 

余談ですが、日本神話の中で伊邪那岐(いざなぎ)が伊邪那美(いざなみ)へ会いに黄泉の国から帰ってきた後、身を清めるために水を浴びたという話もあります。

 

 

サプール

コンゴから来日された方々の衣装がすごくおしゃれで驚きました。

コンゴのおしゃれな男性・・・以前にそんな記事を読んだことがあるなーと思っていたらありました!

 

『サプール』と呼ばれる人たち。

 

コンゴのおしゃれな紳士たちは週末になるとハイブランドなスーツに身を包み街を歩く姿を見ることができるようです。

grapeより引用:世界一おしゃれな男たち「サプール」の魅力は、装いの美しさだけじゃない
grapeより引用:世界一おしゃれな男たち「サプール」の魅力は、装いの美しさだけじゃない

 

挙式風景はあいにく撮影データが手元にないのですが、本殿から出てこられた親族の方々の表情を見ると、とても楽しかったようです。

※新郎新婦の友人に作成してもらったという手作りのリングピロー。めちゃおしゃれでした。

 

披露宴の写真データも手元にないので、また頂けたら記事にしようと思います。

 

 

忘れられない結婚式

とにかく、今世紀最大の台風の影響で危ぶまれた結婚式でしたが・・・

 

無事に行うことが出来てほっとしました。

しかも当初予定していた人数は70名様程だったのに対して当日の出席は60名様程。

 

これだけ大きく騒がれた台風だったのに、出席率がものすごく高くて驚きました!

 

これもひとえに新郎新婦とゲストとの関係性だろうなと思います。

 

披露宴は泣いて笑ってのパーティ。

記事にアップ出来る日を楽しみにしておこう。

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