●モデル画像やイメージ画像で判断すると起こる現象とは?
●二人の『軸』を持つことで解消される『予算オーバー』
どうぞご覧ください!
結婚式場を探す時に参考になるのが『イメージ写真』。
快晴の中、緑あふれるガーデンで机を設置して・・・
何とも外国風のおしゃれなイメージです。
モデルも、全員外国人モデルです。
ドレスを選ぶときによくお客さんから言われる一言。
日本人のモデルに来てもらった方が分かりやすいのに・・・。
そうなんです。
モデル画像というのは九分九厘外国人モデルです。
一体なぜでしょう?
外国人モデル起用の見解
外国人モデルの起用には色々な理由があると思いますが、私が思う『2つの理由』があります。
- コスト、契約期間の問題
- 顧客に好みで判断させない
モデル予算や企業の考え方によっても違うと思いますが、つまるところこんな理由が大きいのではないかと思います。
コスト、契約期間の問題
モデルには『契約期間』というものがあり、モデル事務所とモデルの間に交わされた契約期間が切れると、そのモデルを使用した写真は全て撤去しなければいけません。
そうなると、折角お金を掛けて撮影したイメージ写真は全て『撮りなおし』です。
余計な費用が掛かってしまうんですよね。
顧客に好みで判断させない
例えばドレスのモデルが日本人モデルの場合、ドレスよりもそのモデルが自分好みかそうでないかで判断してしまう 可能性があります。
「(このモデルさんあまり好きじゃないから)このドレスはあんまりかな」
「(このモデルさんは好きなタイプ!)このドレスめっちゃ良いよね!」
同じ日本人の場合は、微妙な好みが潜在的にあるはずです。
普段目にしているために『日常的』に判断しやすい のだと思います。
しかし、外国人モデルの場合はモデルさんの好みは度外視で『全体的なイメージ』としてドレスを見るはずです。
モデルの好みで商品を判断しなくなるので商品イメージを植え付けやすい と思います。
ちょっと待ってください!
今回は、その『イメージ写真』で判断して、自分たちの結婚式も同じようにしてはいけない理由をお伝えさせていただきます。
イメージ写真だけで判断してはいけない理由2選
改めてよく考えてほしいのは、イメージ写真と自分たちの結婚式をよく比較してほしいのです。
列席者の顔ぶれが違う
イメージ写真でよく使用されているのは新郎新婦がゲストと楽しそうに歓談している画像。
周りのみんなも立食で、楽しそうにおしゃべりしたり、花壇に腰掛けたり・・・。
外国の邸宅でガーデンパーティをしているようなイメージ ですよね。
これを二人の結婚式に置き換えてみてください。
例えば、親御様や親族のおば様が着物を着ている場合、下段に腰掛けたりするのは恐らく控えるはずです。
「着物が汚れてしまうから」
また、日本に『パーティ文化』はあまり浸透しておらず、むしろ
「ご飯中に食べ歩かないの!行儀が悪い!」
というので『立食』ってあまり慣れていないんじゃないかなと思います。
その時間の過ごし方が分からず、一人ぼっちになってしまうような方がいれば、それこそ居心地が悪くなります。
例えばガーデンがあるような式場の場合、ガーデンに出たい人、会場内で過ごしたい人、さまざまです。
そんな時は会場スタッフや司会者さんからアナウンスを入れてもらうと良いでしょう。
「どうぞご自由にお過ごしください」
デザートが『ガーデン』に出ている時は、会場内で過ごされている方やご年配の方へ、取り寄せてサービススタッフから配膳してもらうなど、配慮をすることで改善されると思います。
費用がかなり高くなる
イメージ写真というのは『普通以上に良く』見せてなんぼ です。
お花や会場装飾等、オプション祭りです。
そのイメージ写真を気に入って「同じようにしたい!」となると、初期見積もりからグンと金額は上がります 。
その『普通以上に良く見せた』会場の雰囲気を気に入って契約しているので、普通のランクに戻すとどうしても、
「『節約した』って思われるかな?」
「『ケチった』って思われるかな?」
「こんな(普通ランク)雰囲気ではやりたくない」
と思われる方が多いです、当然ですよね。
普通のものだけ見れば「これで十分」となるのに、良い物を見た後に普通のものを見ると「何か淋しい」と思ってしまいます。
まとめ
イメージ画像や外国人モデルに否定的なわけではありません!むしろ、よくイメージ出来て良いと思います。
しかし、それだけで判断するのはキケンです。
結婚式場を探す時に二人にやっていただきたいことは、
- 自分たちの招待予定のゲストの顔ぶれを想像する
- ゲストの居心地が良くなるように配慮する
- ゲストが一人ぼっちにならないように進行を考える
- だれの為の演出かをよく考える
- 二人が本当にしたいことの優先順位を決める
これらのことをしっかりと二人で話し合うだけでも『中身の濃い結婚式』になると思います。
ゲストにも二人の心遣いがしっかりと伝わるはずです。