2019年8月11日「山の日」。
アウトドアが趣味の2人はこの日に結婚式を挙げられました。
先日、フォトウエディングの記事をアップしましたが今回は披露宴編です。
2019年夏。 8月11日(日)山の日。 この日に結婚式を挙げた一組のカップルがいました。 熱い思いを胸に秘めたカップルの実録話。 […]
2人の大好きなレストランで行う「レストランウエディング」。
楽しい披露宴の様子を是非ご覧ください。
披露宴が始まるまで
夏らしくひまわりをメインにした会場装花。
新郎新婦手作りの席札。
一枚一枚手書きで、今まで新郎新婦が出かけた場所で撮影した風景を、ゲストの人柄をイメージしながら選ばれたそうです。
このように、新郎新婦が準備して飾っているものをまじまじと見てくれるのは嬉しい限りです。
別に会場内に飾り物がなくても良いんですが、手作りのアイテムだったり今までの写真を飾ったりするだけで新郎新婦の人柄が見えてきます。
新郎新婦の人柄が見えてくると、ゲストが感じるその結婚式はとても親しみのある結婚式に変わります。
そんな積み重ねが「良い結婚式・温かい結婚式」になっていくと思います。
披露宴スタート
新郎新婦は「美味しい食べ物・美味しいお酒」が大好きな二人。
乾杯のお酒は二人のこだわりで是非皆様と飲みたいものがあったそうです。
しかしそのお酒は市場に出るとすぐに完売してしまう希少価値の高い物だそうで、1年前から工場へ大量発注していたそうです。それがこちら。
群馬県前橋市にある「町田酒造」さんの「町田酒造シリーズ」にごり酒。
長野県産「美山錦」を原料に、丁寧に手作りされた新酒の『にごり生酒』だそうです。
爽やかなシュワシュワ感が、夏の披露宴にピッタリとご用意されました。
私も披露宴のおひらき後に1本いただいたのですが・・・めちゃめちゃ美味しかったです!キンキンに冷やして飲むと最高です。
そんな特別なお酒で乾杯すると、新郎新婦からレストランへのオーダーです。
チリンチリン
みんなの心がホカホカになる料理!!
ウィームッシュ!!
さぁ披露宴の始まりです。
オリジナルコース料理
乾杯が終わるとゲストの皆様へお料理が運ばれます。
通常であれば皆様同じメニュー、同じ料理が出てきますよね?
でも今回は、事前にゲストが自分の好きな料理を選んで作るオリジナルコース料理なんです。
当日の料理をチョイスできるように、招待状に同封されていた料理メニューの一覧。
前菜、スープ、魚料理、お肉料理・・・それぞれで4品ずつ用意されたメニューを返信ハガキに記載して、選んだコース料理が結婚式当日に運ばれてきます。
これ絶対ゲストの方は楽しみで仕方ないですよね!
もし妻がこんな招待状をもらったら「良いなー、俺も行きたいなー」ってなります。笑
それだけゲストの方が結婚式に期待している料理の比重も高いと思います。
きっと私だけじゃないはず。
私が「良いなー」と思った料理メニューの一例を紹介したいと思います。
- 新婦○○さんのお母様が得意料理だったかぼちゃ料理からの一品「かぼちゃのポタージュ」
- 新婦○○さんがお父様と川魚を釣りに行った想い出からの一品をシェフが特別にお料理に仕上げた「旬の鮎を使ったこの結婚式だけの特別料理」
- お二人が当店でいつも食べている大好きなオードブル「お二人のイチオシの一品 新鮮な小海老のこんがりポテト包み焼き」
それぞれの料理にエピソードがあって、どんなメニューなのかが分かるようになっています。
当日、結婚式に行くのが楽しみになりませんか?
また、これもレストランウエディングの良い所だと思うのですが、二人は打ち合わせの度にレストランでお食事をしていました。
ゲストへどんな料理を食べてもらおう、ゲストへ楽しんでほしい思いから自分たちがまずはしっかり情報を仕入れて皆様へ提供しようとされていました。
ゲストと近い披露宴
お食事が始まるとゲストの方が新郎新婦のもとへ進まれました。
お話したり、写真を撮ったり、お酌し合ったり・・・私が見ていて「距離感が近いな~」と感じたことがありました。
それは新郎新婦、司会者以外の人たちの声がマイクを通してよく聞こえてくるということでした。
テーブルインタビューなんですが、これだけ多くの方がお話するというのも珍しいと思います。
新郎新婦の人と成りがとてもよく分かるので素敵な進行だと思います。
司会者が各テーブルを回っていくのですが、実はこの方、このレストランのプランナーでもあり司会者でもあるのです!
司会者がプランナーも行うというのはとても大変ですが、それは良いことばかりです。
通常、司会者さんとは1回だけの打ち合わせで結婚式当日を迎えますが、プランナーは新郎新婦と何度も顔を合わせますし、その思いを共有しています。
そんな方が司会をするとなれば「鬼に金棒」です!
そんな司会者さんからアナウンスが入りました。
「ここで、新郎新婦の二人と結婚式の準備を進めてきたプランナーさんを紹介したいと思います。宮崎さん、前来てもらえますか?」
え?僕?
お客様の披露宴で前に出ることなんて、まぁないのでちょっとテンパりました。
前に出るまでの歩いている時にひたすら何を話すか考える・・・笑「僕にしか言えないこと」を話す方が良いよな。
皆様を差し置いて私がこの場でお話することは大変恐縮ではありますが、ご指名でございますので少しだけ・・・(;^^)
お二人が今までどんな思いで結婚準備を進めてこられたか、この結婚式をしようと決めるまでの経緯、思いをお二人の代わりに代弁させていただきました。
きっとそんな思いを言えるのは僕だけだ!と意気込んでしまいました。笑
皆様とても優しい方で、ゲストでもない私が話している間、優しい表情で聞いてくださっていました。
ほんと助かりました。笑
ききシリーズ
披露宴も佳境に差しかかったころ、新郎新婦が「是非やりたい」と言われていた進行。
ききシリーズ
ききシリーズとは?Aは国産、Bは外国産・・・あなたが食べたのはどっち?というテレビ番組でも人気の企画です。勝手に「ききシリーズ」なんて言っていますが、正式名称は知りません・・・。
各テーブルから代表者の方を1名選出し、問題に答えていくのですが全部で3問ありました。
- 日本酒(A:限定の希少酒/B:一般的なお酒)
- とんかつ(A:高級国産豚/B:外国産)
- チーズケーキ(A:りくろーおじさんのチーズケーキ/B:レストランオリジナルチーズケーキ)
この「ききシリーズ」にはポイントがありまして・・・なぜ「りくろーおじさんのチーズケーキ」を問題にしたかと言うと、新婦の勤務先が「りくろーおじさん」なのです!
りくろーおじさんとは?大阪府限定で展開する「チーズケーキ」。いつでも焼き立てのチーズケーキを提供されていて、下部にはほんのり甘いレーズン、上部には可愛いおじさんの焼き印が押されている、大阪府民なら誰もが一度は食べたことのあるソウルフードです!
当然ゲストの中にもりくろースタッフはいらっしゃいました。
対するはレストラン「ル・クロ・ド・マリアージュ」の「ルクロ―のチーズケーキ」。
AとBのチーズケーキを食べた瞬間に、新婦同僚の方達は無言で頷いていました(いや、それが他の人へのヒントになる・・・笑)。
優勝チームにはお二人からのプレゼントが配られました。
優勝は「りくろーチーム」でした!
楽しかった披露宴もおひらきの時間が近づいてきました。
まとめ
結婚式から2週間ほど経って、撮影データも仕上がったのでお二人が遊びに来てくれました。
「皆が、とても楽しかったと言ってくれて本当に良かったです!」
「今まで参加した結婚式の中でも印象的で、すごく良かったよ!」
「会うたびに皆から良かったって声を掛けてくれます」
もうその言葉だけで十分です。
本当に良かったと心から思える瞬間です。
何か特別なことをしなくても、ゲストのことを思ってどんな風に結婚式当日を過ごしていただくかを考える・・・主役は二人だけど、主役だからとふんぞり返るようなことはせずにおもてなしに徹した、温かい結婚式でした。
私自身も担当させていただいて、良い結婚式に携わらせていただいて感謝でいっぱいです。
お二人から感謝のお手紙を頂いたので最後に紹介させてください。
本当に、おめでとうございます。