吉田神社での結婚式
2018年の最終施工、京都にある吉田神社さんで結婚式のプロデュースに行ってきました。
久しぶりの吉田神社さんでの挙式プロデュース。
しかも!クリスマスの結婚式です!!
クリスマスに神社で結婚式のプロデュースをするのは初めてです。イエス様と、神様に見守られるダブルでお祝いが受けられそうです。
家族式
結婚式は親兄弟様だけの結婚式。新郎新婦を入れても8名様です。
家族式というのは結婚式当日、なんとも言えないゆったりした時間が流れます。
皆さん少し早めに神社に入られて、お参りをしたり散策したり・・・新郎新婦との思い出を振り返るにはもってこいの時間。
大人数と少人数の結婚式にはそれぞれ良い部分がありますが、家族だけだからこそ過ごせる特別な時間があります。
結婚式前に境内での写真撮影も終え、神職の方からの結婚式の説明も終わり、それぞれの控室で家族の時間を過ごしていただく時間を設けました。
時間にして10分程でしょうか。
とにかく明るい新婦
新婦の家族構成は両親と弟さん。新婦はとっても気さくで明るい方です。気配りも出来るし、いるだけで周りが明るく、会話が絶えないようなそんな方でした。
だからこそ、気持ちを落ち着かせてこの結婚式をじっくりと噛みしめてほしいなと思いました。
控室にいる弟さんを呼び出しました。
とお伝えしました。
弟様も笑顔でうなずいてくれて、境内を散歩してくれました。弟様と過ごす時間ももちろん大切ですので結婚式終わりに弟様と一緒に写真を撮ったりお話する時間も設けます。
色々目を配って気を配ることも大切ですが、折角の家族式なので親御様とゆっくりお話をする時間をつくることが必要だなと感じました。何を話すでもなく、その場の、その時間が意外と印象強く残ったりします。「綺麗?笑」とか「緊張してきた・・・」とか、特別何か話さないといけないことはないので、その時の空気感を感じてほしいと思います。
神社挙式の参進もそうです。
みんな無言で歩きますが、それぞれの思いを噛みしめることができる時間です。最近は誰かと居ても、誰と居ても”無言”を嫌うような気がします。
でも無理に盛り上げたり、賑やかにする必要がなく、この参進の時間はゆっくりと歩いて、静寂の中で心を落ち着かせられる特別な時間です。
時間の大切さ
結婚式前に、親子の時間ってほとんど取れないんですよね。キリスト式で新婦がお父様やお母様と歩く入場前の扉向こうもスタンバイしているスタッフがたくさんいます。
人がいると話せないこともありますよね。日本人は特に周りを気にする(いい意味で目配り気配りができるんでしょうが(^^;)ので、そんなシーンは誤魔かしがちです。
でもスタッフもいない、親子だけの空間、誤魔かしようのない時間が流れます。無言でも良いのです。特別なことを話さなくても良いのです。
同じ空間を親子で共有すること、照れくさいですが恐らくは幼少期以来の時間が流れると思います。
「ただそこにいるだけ」
子供にとっては無意識の安心感
親にとっては子供の成長を感じる時間
特別なことをしなくても、意外と身近に”良い結婚式”になる方法はいくらでもあります。
えらそうなことを言っていますが、結婚式に携われば携わるほどそう感じます。